雪のネバダ
ネバダというと、砂漠＝暑いという固定観念がありますが、もともとシエラネバダというのは雪で白くなった山、という意味で標高の高い中北部はよく雪が降ります。そういうわけで、同じところを走っていてもネバダナンバーの人は雪になれていて平気なんですが、カリフォルニアナンバーの人は不慣れでよくすべっています。それでも午後遅くなって急にどっと雪が降ったりするとやっぱりひやひやで、スキーの帰りにインターステートへ入ったら、折からの雪でのろのろ運転（それはよい）しかも道ばたには壁にぶつかった車がいるし、あげくのはてには前が大破しているバスがいたりしてあのときだけは無事に帰り着けるだろうかとどきどきしていました。そういうわけでチェーンは必携なのですが、ときどき４月に入ってどっと降ったりして、いつぞやもサンフランシスコで買い物をして帰ってきたらシエラネバダの峠のところで雪が積もっていて、チェーンもなく、オールシーズンタイヤの車だけ通れたことがあって、たまたまぼくは左の前だけそれをはいていて、検問の警官はそこしか見なかったのでぶじ通してもらっておそるおそる帰ったことがあります。
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Updated Aug 8, 1998 MWW Kaminski�